横顔だけじゃ、足りなくて



それから3日後の午後、今日は久しぶりに千加と果歩先輩とショッピングへ


もちろん、夏祭り用の浴衣を買いに…


浴衣売り場にはたくさんの浴衣が並んである。


紫色をベースにした生地に花柄があったり

白に蝶の柄が入った浴衣に

黒に花火柄が入っていたり…


たくさんの浴衣に目を通すのが必死になっちゃう。




「果歩先輩はどんなの着るんですか?」




千加が果歩先輩の一歩前に出て、先輩を見上げる。


すると果歩先輩はニッと笑みを浮かべた…




「私は白とピンクでラベンダーが主な柄!」


「おぉー!!
先輩、綺麗で美人だから似合うんだろなー♪」


「またまたー!
そんなに褒めても何も出ないよー?」




果歩先輩はクスクス笑って、私たちに合う浴衣を探し始めた。


もしかして、新間先輩も浴衣なのかな!?


見なくても美男美女って想像ができる!





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