横顔だけじゃ、足りなくて
・*episode 6.

⇒学校祭 1




そして、ついに学校祭当日


校長先生の挨拶によりスタートした学校祭は、朝からわいわいガヤガヤ盛り上がっています!


まだ明日もあるのに…


さっそく、千加はイッチーの腕にくっついて教室を出て行った。

と、思ったら逹奇くんも勢い良く教室を抜け出した。


すると那雲は私に『楽しめよ』とだけ言って、教室を後にして行ってしまった。



もちろん外で模擬店を出すので教室には、誰ひとりと残ったりはしない。


教室の窓からでも見える模擬店のテントの長列…


3年生の舞台発表以外はほとんどが模擬店だ。




『真彩ちゃん!』




教室のドアから顔を出した彗くんの元へ駆け出して、左手をぎゅっと握る。


何かきっかけがないと繋げない手…

今日は学校祭だから…いいよね?




< 154 / 287 >

この作品をシェア

pagetop