横顔だけじゃ、足りなくて
食べ終わってから二人でベンチを立つことなく、ゆっくりすることに。
「果歩先輩と剛先輩は順調かな?」
『たぶん、果歩がぐいぐい剛を引っ張って、食べまくる果歩を止めてるんじゃないかな?』
クスクス笑った彗くん
確かに…そんな気はするような…
きっと、千加とイッチーもそうだろう。
でも文句を言わず付いていくのがイッチーだ♪
千加が惚れた静かな優しさ…
「だね♪」
『うん』
この落ち着く空間が好き。
彗くんと一緒にいて落ち着く。
ゆっくり時間が流れていく…
そんな日が続くと思っていた。