横顔だけじゃ、足りなくて



1時間が経って、次の人たちに交代した時、那雲はすぐにどこかへ行ってしまった。


彗くんと合流して、自分のクラスのかき氷を買って二人で食べる。


もちろん彗くんはいちごで、私はブルーハワイを


でも、何故か元気がない…


どこか浮かない顔して、笑っているように見える。




『やっぱりいちごだな』


「彗くん、どうかした?」


『…』




やっぱり何かあったんだ。


言ってくれなきゃ、わかんないよ…


ねぇ…


なんで黙るの?




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