横顔だけじゃ、足りなくて
まさかの展開に頭が追いつかない…!
じゃぁ、学校祭で那雲が一緒にまわっていたのは和奏さんだったの?
私、那雲に和奏さんの事、一度も話してなかった。
驚いたよね…
「そうでしたか」
「今、彗と距離空いちゃった?」
心配そうに私を見る和奏さん…
あれから校舎裏や図書室、どこに行っても会えることはなかった。
ベンチに座っていれば、空いた隣がすごく寂しかった。
今日もやっぱり来てくれなかった。
そう思う毎日だった。