横顔だけじゃ、足りなくて



坦々と授業が進み、お昼休みに入った。


逹奇くんが那雲を起こしに行って、連れてきた。


にしても、良くそう毎時間寝れるねー…




「那雲、ちゃんと睡眠時間取ってる?」


『うーーーん…
4時間ぐらいわ』




4時間!?

たったの!?

それなら授業中に寝るのも無理はない。



「早く寝なきゃダメだよ?」


『ってもなー…
筋トレして、晩は走って、風呂入ってしたらなかなかなー』




えっ!?


ウソ…


なのに毎日、私より早く起きて迎えに来てくれているの?


気付かなかった…




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