横顔だけじゃ、足りなくて



何故か敬語になってしまったのは、その場の雰囲気だろうか。


でも、私の言葉を聞いて微笑んでくれた彗くん。




『良かった』


「約束…」




彗くんにゆっくり小指を向けてみる。


絶対に行きたいから…


すると彗くんも私の小指に、小指を絡めてくれた。




『うん、約束』




そして二人して小さく笑い合った。


クリスマス、楽しみだな♪





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