横顔だけじゃ、足りなくて
嫌そうに千加を見た那雲。
一人だけ吐かないのは私もちょっと気になっていた。
すると那雲は面倒くさそうに頭を掻いてから口を開けた。
『誘って即答でokもらった』
「うわっ、完全脈あるよ!
那雲押せ押せー!」
『お前なぁー…』
和奏さん、那雲と付き合ってほしいな。
きっと那雲なら彗くんとの出来事を、良い思い出に変えてくれますから。
私が胸を張って那雲を保証します!
「那雲、頑張って!」
『おぅ』
みんなのデートが上手くいきますように。