横顔だけじゃ、足りなくて



23時過ぎの頃、ベットで寝転がっているとスマホに通知が入った。


LINEの送り主はもちろん彗くん。


【バイト終わったよ!
最近、一緒に帰れなくてごめんね。】


うぅん、彗くんは悪くないよ。


こんなに遅い時間まで頑張ってるんだもん。


そして平日だと明日には学校があり、2連勤とかだとその放課後にもまたバイトがある…


最近、彗くんは三連勤が増えた。


【バイトお疲れ様!
うぅん、私は大丈夫!
疲れてるのにいつもLINEありがとう。】


するとすぐに返事が返ってきた。


【俺がしたいからしてるだけだよ。
真彩、もう眠たい頃じゃない?】


普段ならもう寝る時間。


だけどまだ彗くんと話したい。


【まだ、眠くない。】


【ならもう少し話そうか。
眠くなったら言って?】




短い文章だけど、嬉しい…!


優しさが伝わってくるから。


彗くんに早く会いたい。


大好き。


【うん、分かった♪】




そうしてまだまだ、LINEは続いた。





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