横顔だけじゃ、足りなくて




そしてこの日は、私の家に三谷家、神代家みんなで少し早いクリスマスパーティーをした。


もちろん、私は那雲と二人でよく話し、クリスマスはどうするの?って話したり…


きっと、那雲の事だし何も決めてないんだろう。

そう思っていたけど違ったみたい。

和奏さんを楽しませるデートコースを自分なりに考えたらしい。


隣で頬を赤らめる那雲を見て、クスッと笑ってしまう。


そして、前に座る虹二と凛時ちゃんは何やら言い合っている様子…


でも、それもどこか可愛らしい。


まだ中学1年生だもんね!



お母さん、お父さん達はみんなでわいわいリビングで高校の頃の思い出話をしていた。




『真彩…』


「ん?」


『クリスマス、楽しめよ?』




チラッと私を見た那雲。


那雲の照れた顔をこれから和奏さんはたくさん見ることになるのかな?




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