横顔だけじゃ、足りなくて
人生初のアルバイト…
彗くんと同じなら…
「ふふっ、行こ!」
彗くんと一緒に自分がバイトしている姿を想像してニヤニヤしてしまった。
その顔を見られたくなくて、すぐに彗くんの手を引っ張って歩いた。
『ちょ、真彩ちゃん!?』
「私にもバイト出来るかなぁ…」
ファミレスだもん…
基本接客だよね?
オーダー取りに行くだけ?
あっ、会計もある…
『心配しなくて大丈夫だよ!
俺が教えるからさ』
私の隣に並び、嬉しそうに笑う彗くん。
バイトすれば、この笑顔をもっと見れるようになるんだ♪
まぁ、それは私にではなくお客様に向けての営業スマイルってやつかな?笑
「うん!」
やってみよう!
やってみなきゃ、何も分からないし始まらない!