曇り空
よし、できた

着替えて家を出る

化粧はしない

しなくても自信があるとかそゆんじゃない
ただ、面倒なだけ

顔的には上の中位だろうか
自分を特別美人だとは思わないが

周りの人間が汚すぎるのだ

いつもの場所へ向かう

「おぉ〜、零来たか〜」

来たさ、見ればわかるだろう

「うん」

「相変わらず、冷たい対応だね〜」

「…」

来たかと言われて、うんと言っただけだ
それ以外言うことがあると言うのか

本当に人ってわからない

「まぁ、いっか
おぉーい!千夏〜!零が来たぞ〜
頼む〜」

千夏、いつも私の化粧を担当してくれる人だ
年は、どうだろう化粧のせいもあるが20前半に見える
実際は多分私とそう変わんないと、この親父との会話でわかった
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