O♡L
「こっちの方がおいしいんですー!」

あたしは甘くて温くなったコーヒーを味わう。


そういえば、仕事終わりにこうやって課長と会うなんてこと、職場の飲み会以外では初めてかも…。


マグカップに口を付けたまま課長を見てると、あたしの視線に気付いたのか睨まれた。

…やっぱりコワイっ。



…少し落ち着いたところで。


「すみませんでしたっ…」

あたしは、五十嵐課長に向かって頭を下げた。
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