O♡L
「べつになんでもありませんけど〜…」

「ドリンク一杯じゃ不満か?ケーキも買ってやろうか?」

「そういう問題じゃありません〜」


あたしがやれやれとため息を吐いていると、課長は足元のカゴに入れていたカバンを手に取って立ち上がった。


「どこ行くんですか?」

「どこ行くって、仕事に戻るに決まってんだろ」

「え…!?英語の勉強の続きは…!?」

「また明日だよっ」
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