O♡L
「…うぅ…ふぅ……」

ようやく落ち着いてきた。


「なんでかわかんねぇけど、ひとまず泣き止んでよかった…」

五十嵐課長は困り果てたように苦笑する。



公園から出ると、課長はタイミングよくきたタクシーを、手を上げて止めた。

そして、あたしの手を取ってタクシーに乗せる。


「…あたし、電車で帰れますよっ?」

「バカ。自分の顔を見てから言えよ」

「へ?」
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