O♡L
でも、課長の気持ちを知れてよかった。


「フツーに考えて、こんな時間まで松本様を待たせてたら、俺、次会ったときに殺されるわっ」


五十嵐課長はそのときの状況をイメージしたのか、背筋を震わせていた。


「でもまぁ…、俺も態度でハッキリさせなくて悪かったな。お前を…不安にさせて」


付き合う前の“上司”の五十嵐課長と違って、自分から否を認めて謝ってくるなんて、…まるで別人みたいだった。
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