Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜
「いい意味か悪い意味かわからないけど、よく言われるっ」

「あ…、やっぱり?」

「やっぱりって、なによっ」


少し拗ねたような態度を取る由羅。

それに、慌てた様子の竜之助の顔がおもしろくて…。


思わず、吹いて笑ってしまった。


顔を見合わせて笑う、2人。


「俺たち、今日で会うの3回目なのに、まだまだお互いの知らないところがあるんだな」

「…そうだね」
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