Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜
「よかろう。ちゃんと見ておくんだぞ?」

「「はい!」」


目を輝かせて、由羅を見つめる子供たち。


由羅は人型をした的に、一直線になるように立つ。


そして、由羅が深呼吸をした。

…と同時に、目に見えない速さで、的に3つの手裏剣が突き刺さった。


投げられた3つの手裏剣は、すべて人型の急所を捕らえていた。


「す…すげー…」

「速くて、まったく見えなかった…」
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