Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜
宝を回収し、今回の依頼も無事に終わる。

…そう思ったとき。


「侵入者だーーー‼︎‼︎」


守りの兵に見つかってしまった。


逃げる最中、由羅は盗み出した数枚の小判を落としてしまった。


そのまま放っておけばよかったものの、真面目な由羅はそれを拾いに行こうと足を止めた。


由羅の速さなら、兵に捕まる前に小判を拾い、再び逃げることができた。


…しかし。
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