あの絵が完成するまでは





「なにここ」




浮いていたのに、落ちていく感覚があった。



混乱の中にも、少しだけ地上に戻れるかもしれないという期待をしてしまった私は、




驚き半分落ち込み半分でそう呟いた。





私が辿りついた場所は、一面真っ白な空間。






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