あの絵が完成するまでは




瞬間。息を飲んだ。




白く白く、




さっきまで、白一色だったこの場所に、





いつの間にかそびえ立つ大きな門。





「・・・・・・え、」




「なに、これ・・・・・・」





たしかに、さっきまでここには何も無かった。




進んでも進んでも、何も無かった。




それよりもこれだけ白が続いてる場所なら進まなくてもこんな大きな門、最初に気づくはずだ。





・・・いきなり現れた。





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