あの絵が完成するまでは




「わあ・・・」



最初はただのあこがれだった。



私は幼い頃から体が弱くて、あんなに元気に飛んだり跳ねたりしたことなかったから。



きっと、ただただ羨ましくて、憧れた。




だけど次の日、また次の日と、




見学と称して見に行くほどに



楽しそうな笑顔と努力をする横顔に




だんだん惹かれていった。






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