あの絵が完成するまでは



人のお通夜や葬式に出たことは何度かある。



その度に(自分もいつかはこうなる)って怯えていた。



・・・・・・いざ自分の番になると、なんかもうどう反応していいかもわかんないや



そもそも私、死んだ時の記憶まったくないし。




私は半分、他人事のように離れたところから自分のお通夜を見ていた。




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