*⋆✩ファントムメィ家のお嬢様✩⋆*
……___ここは生徒会室。
ガチャ…ッ
「あ、来た来た!」
「…遅い」
2人の男子が"机"に座っていた。
「すみません」
「…チッ」
舌打ちとか、相変わらず感じ悪い人。
なんて口には出さないんだけどね~?
「秋先輩、私達に何の用ですか?」
水樹秋は副会長。
そして、その双子の弟の水樹侑は会計。
いつもやる気なしの双子はこちらを睨んできていた。
睨みたいのはこっちなんだけどね?
私、人間界ではそんな事出来ないから。
一応、ふんわりキャラを演じてる。
「これからの仕事だ。…宮村は生徒会長なんだから分かれよな」
秋先輩は溜め息混じりに言った。
「えへへ…っ秋先輩、ごめんなさい」
ふんわりと作り笑いを浮かべた。
「…宮村は早く隣行って仕事しろ」
「ふふっ了解」
私は小さく笑った。