夏彩憂歌
彼女以上のことを考えたって、俺には何の意味もない。

白紙だった心のページに、暖かいキモチを刻み込んでくれたのは彼女だったから。


どうか傍にいてほしい、その想いは変わらないけれど、叶わない。


ただ「君を愛してる」って想いがこもったペアリング。

彼女と一緒にじゃれあって、笑い転げたあの日々は、多分今では泡沫の夢。






俺が彼女に伝えたいのは、たった5つの言の葉。

ただ、それだけ。



伝えられない想いと、色濃い思い出。





-VOL.4 白紙のページ[完]-
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