星 と 君 と 歌 と
「もしもーし」


「あ、浩平起きてたんだ。


珍しいなぁ。どーした?」




電話の先の声は

親友の、憂斗だった。




「は?こんな朝っぱらからなに?


俺今から帰って寝るとこなんだけ…」



「何ってお前…


計画立てたのはどっちだよ!


いい加減その忘れっぽい癖直せよアホ!」




…直そうと思って

直せるもんじゃねーんだよー。

生れつきっす。



だから、許して?



朝っぱらから、怒鳴る憂斗の声が

受話器越しからめっちゃ聞こえて


耳がキンキンしながらも、話しを聞いた。



--その結果。


俺は、朝から練習するとか言ったらしい。



…記憶にねーよ。汗



言われるがままに


俺はそのまま、憂斗が指名した場所へと向かった。



あーねみぃ…。
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