星 と 君 と 歌 と
「ご注文はお決まりですか?」


「んー、俺オムライスセット!


浩平は?」


「あ、俺パンケーキ。」


「かしこまりました。」


「は?飯じゃねーじゃん?」


「金ねーんだよ!」


「…まじで?」




俺の言葉を聞いて

憂斗は財布を出すと

小銭をばらまく。




「…俺の残金。」


「は?タバコも買えねーじゃんか!」


「わりぃ…浩平が持ってると思った。」


「…ぶっ飛ばす。」


「ちょ、あれさ?

いい女紹介するから!」


「…女じゃなくて、俺が欲しいのは金。」


「あれ?浩平にしては珍しいなー。


さっき話してた子狙ってんの?」


「あ?まぁなぁ…」


「へ-…俺にも紹介して?」


「…ぜってーやだ。」




憂斗に紹介したら
とられちゃうしー。


つーか、彼女いるか。



憂斗みたいに格好よく

なりてーなぁ…。
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