星 と 君 と 歌 と
「どこ行こっかー?

行きたい場所、あるー?」



「んー…腹減った…かな?」




あたしの表情を伺いながら

駅のさくにもたれかかってる彼は言った。



…かわいーなぁ…。



「じゃあ、ご飯食べよっか♪


って…ここら辺、食べる場所


あったっけー?」




隣の駅だから
たまに来たりしてたんだけど

ファミレスとか、見たことなかった。




「…ごめん。


なんもねーよここらへん。」



「だよね?


んー…どうしよー…」



「ん…あっ。そうだ。」




彼は、手をポンッと叩いた。
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