星 と 君 と 歌 と
「おじゃましまーす」




彼の後に続いて

あたしも玄関に入り、ドアを閉めた。




「どーぞー。


親居ないし、楽にして?


あ、部屋汚いけど気にしないで?」




そう言って上着を脱いで

あたしの上着も

ハンガーに掛けてくれた。




「ちょっと待ってなー?」




と、リビングに行き冷蔵庫を空けた。




「んー…」


「ね、あたし作ろっか?」




咄嗟に出た言葉。


初めて来たのにも関わらず

なに言ってんだあたし…。



言った後に不安が込み上げた矢先

彼が口を開いた。
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