星 と 君 と 歌 と
彼の隣に

あたしも、腰を下ろした。




壁にもたれかかりながら

ミルクティーを地面に置いて

ポケットから、タバコを取り出すと

ゆっくり火をつけた。




「今日、星綺麗だね。」




彼は、空を見上げて言った。


あたしも、普段星は結構見るんだけど


今日、空を見上げるのは初めてで。



今日は、晴れてたから

こんな東京にも

星が輝いていた。
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