淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~
幸いゲームに熱中している2人はこっちを見ていない
「っ!?////」
腰にあった悠雅の手はいつの間にか私の頬に添えられていて強制的に顔を横に向かせられる
「……な…なに?」
「…キスさせろ」
「…へぁ!?」
突然の発言に変な叫び声が出る
ハッとして辺りを見回すけど誰も見ていなかった
「…なに言って…」
今まで許可なんて得なかったくせに…
なんで今更聞くのよ…
「……ずるい」
「…知ってる」
以前にも聞いた言葉を交わすと
「……ふっ……」
降ってくる甘いキス
座っていても体の力が抜けるのが分かる
「ゆ……が….
苦しっ…」
「…慣れろと言ったはずだ」
顔が少し離れると彼の妖艶な笑みが見える