淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~
「えぇぇぇぇぇ!?
それはちょっとやばくない!?」
「恐るべしだな…我らの総長は」
グサグサと突き刺さる視線
その中で
「……何が悪い」
平然と答える目の前の男
「……澪さんも苦労しますね」
まだ苦笑気味の蒼に
「…はい」
と答えることしか出来なかった
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「帰るわ」
8時
私の声で悠雅が立ち上がる
「…ありがとう」
「あぁ」
いつも当たり前のように送ってくれる