淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~
かなり
自分でも、かなり声が震えているのがわかった
きっとこの後に来るであろう
「「「ええええええええ!!!?」」」
の叫び声
………言ってなくてごめんなさい
私が面通ししたことは知ってるはずだから
その日にプロポーズされたと、誰もが思っているはずよね…
あぁぁぁ…
どうしよう
1人、頭を抱えて蹲ってしまった私に降ってきた声
その声で放たれた言葉は意外なものだった
「知ってるよー?」
……やっぱり
やっぱりプロポーズもされてないのにドレス選んだ私が浮かれすぎてたんだわ!
……って、あれ?
今なんて?