淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~
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「澪ーー!!おはよー!
学校行こーー!!」
二階の私の部屋まで届くハスキーボイス
「澪ちゃん、優香ちゃん来たよ。」
「分かってるよ、奏さん」
苦笑しながら階段を降りると、犬ならブンブン尻尾を振ってる勢いの優香が待っていた
「いってきます」
「いってらっしゃーい」
家を出ると
「ねぇねぇ澪!ごめんなんだけどさ、コンビニ寄ってもいいかな?」
焦った様子で優香が話しかけてくる
「いいよ、何か買うの?」
「うん。お昼ご飯コンビニで買おうと思って…」
「そう」
だから今日は30分も迎えに来るのが早かったのね
優香は優柔不断だから
「ちょっと澪!何笑ってるのよぉ」
「いや?なんでもないよ」