淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~


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<相楽side>





「そろそろ限界ですかねぇ」






蒼の一言で海と顔を見合わせる





今俺達は幹部だけで夜の繁華街へ情報収集に来ていた



俺は海と行動



蒼と悠雅は単独行動



奏さんは昨日仕事を終わらせてとんで来た聖夜さんと一緒に行動していた









全然情報は集まらなくて


時間は過ぎ


もう今日で4日目






昨日の昼までは皆気を確かに持って頑張っていた





……でも






「…蒼、悠雅は今どこに居るの?」






深夜




悠雅の様子が変だった





「翡翠(ヒスイ)通りに出る路地裏です」







海の質問に答えた蒼の顔にも疲労の色が出ていて






「俺達行ってくる」



俺と海は悠雅の元へと向かった









……何か情報を得られたかもしれないという淡い期待を持って





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