淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~
「………お疲れ様でーす…
これ、昼飯っす…」
倉庫に入ってきた下っ端、琉依も、どこかやつれていて顔色が悪い
幹部のメンバーの行動は落ち着きがないやらオーラは死んでいるやら
でもそれだけじゃなかった
この倉庫に交戦以来足を踏み入れていない男
その男はトップに立ち
誰よりも自信溢れる光を宿し
纏うオーラは誰よりも威厳があり
最強と謳われている
そして
族のたった1人の美しい姫を
誰よりも愛する男だった