読書の秋と恋の秋
ガラガラ

「あー疲れたー!」

森山くんだ。

「あ、野宮じゃん。さすが本好き。実はさ、俺も結構本好きなんだよね。部活で図書室いけなかっただけでさ。珍しく部活休みで図書室久しぶりに来てみたんだよねー。」

「以外だね、森山くんが本読むのって。モテる男子って本読まないイメージがあるけど。」

「まあね。」

特に話す事がなくなってお互いに黙って本を読む。

...


ちらっと時計を見るともう五時半。

「もう、こんな時間か。帰らなきゃ。」

「え、ほんとだ。あ、家に送るよ。もう暗いし。」

「良いって! 家、ここから歩いて10分だし。」

「まじ!? うちもここから歩いて10分なんだけど。」

「うそー! まさか近所だった!?」

「とりあえず家に帰ろ?」

「う、うん。」

二人で帰る事にした。
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