bitter and sweet-主任と主任とそれから、私-
穏やかで優しい冬の日差しがカーテンの隙間から優しく私に差し込んでくる。
昨日のアルコールのせいで私の頭はズキズキと痛みを感じている。
冬の朝は、どうしても毛布の中から出たくなくて私は頭からすっぽりと毛布をかぶった。
そういえば今朝は、いつも近所迷惑になるほどの大音量で知らせてくれる目覚ましの時計の音が聞こえない。
目ざまし時計が聞こえない。
もう一度、そのことを考えた瞬間、私はベッドから飛び起きた。
今、何時???
そう思って、枕元の目覚まし時計を見ると、もうすぐ10時になろうとしているところだった。