先輩と恋のジレンマ














「ごめんね。」



「由宇は貴方のこと好きにならないよ。」




「だって―――。」






先輩はだっての続きを言わなかった。


それでもその続きの言葉が何となく予想できた。






――――『由宇は私と付き合ってるから』


その言葉が容易に想像できて、なんだか胸がぽっかり空いたように悲しくなった。












< 15 / 43 >

この作品をシェア

pagetop