とっても甘いチョコレート王子
えっ?
「じゃまなのは、あんただよ。
田崎さん。
くじなんだから、だれの隣とか
どうでもいいだろう。」
さ、佐々木くん……
あんまり、しゃべらないのに。
「な、夏樹様がそういうなら…。
加藤さん、
ただじゃおかないんだから。」
田崎さん怖っ
でも、でも、本当に
「佐々木くん、ありがとうっ」
佐々木くんのおかげで田崎さんから逃げることができたのっ
「………。」
佐々木くんは、
なにもしゃべらなかったけど、
少し頬が赤かったような気がした。
今回は、佐々木くんが助けてくれたけど、
これこらどうなるか…。
大変なことがありそう。