とっても甘いチョコレート王子

話が長くなりそうだったので
話を進めた。

「それで、
 いい考えって言うのは?」


「あーっ
 そうそうそれ、

 もうすぐ演劇祭があるだろ?

 その演劇祭で
 王子様とお姫様をやるっていう!」


「俺と加藤さんで?」

 
「そうそう。」


「鈴木さんは?
 クラスの男子がみたいと思うけど。」


美少女を男子たちが見逃すわけがない。


「鈴木さんってのやめてよ。
 せめて鈴木とかさー。

 ちなみに私は生徒会があるので
 忙しいのは無理でーす!」

フレンドリーな人なんだな。
と思った。


いつものお嬢様キャラも似合うけど、
普通の感じでもぜんぜん合うと
おもうのに。

そんなことを思っているとは知らずに 
優樹は話を進めた。


「っていうとこはー?

 王子様とお姫様をやってー?

 仲良くなるー?

 チャーーーーーーンス!!

 直樹頑張れよ!」



「そうよ。王子様なんでしょ!」



お、おう?

ちょっと、強引すぎたない? 
俺の意見は…?

悪魔と魔女にしかみえないな




この二人。









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