僕を愛した罪
「この間和解したと思ったのに。
まだ連絡取ってないの?」
「……別に。
和解していませんから」
「良い加減素直になれば良いのに。
おじちゃんもセイくんも」
「僕はキミみたいに素直に生きることは出来ません」
「本当は仲直りしたいんでしょう?」
「……関係ありませんよ、愛さんには」
「あるよー?
だってあたしは、セイくんの彼女で、おじちゃんの未来の娘なんだから」
「…まぁでも、キミは首突っ込まないでくださいね」
「ぶーっ」
膨れながら、お茶を飲む。
「セイくん、茶葉はあるんだね」
「ティーパックです。お湯沸かせば出来ますよ」
「…そ、ソウデスカ」
セイくん、本当に料理出来ない人。
あたし、これから料理極めようかな。
結婚した時大変だから。