冷酷バカをやっつけろ
「…らしくないですよ」
「何がだ。」
「謝るなんて本当に課長ですか?」
「俺はそこまで冷血じゃない
ただ仕事に支障が出るのは嫌なんだ」
ほんと、仕事バカだな
「川島、いるか?」
「………」
「川島さーん」
「……僕を笑いに来たんですか」
「違う。さっきのは悪いことをした。
本当にすまなかった。」
「課長……」
ブブプーーッwww
あの沼底の死んだ魚が頭下げてるwww
すごいいい気味だ
「お前も謝れ」
「……。」
腑に落ちないけど、
まあ課長がここまでやってるわけだしね
「ごめんなさい、川島さん。」
「ち、ちこちゃん…可愛い」
「さっきのお詫びに、
これ。大豆だ。頭皮にいいらしいぞ。」
こいつ…
「いや、まだそこ触れるんですか
僕的にはもうそっとして
おいてほしいんですが」
さっきまでいい感じだったのに
こいつの一言で雰囲気が崩れかける
「その大豆は今日の弁当に入ってた」
「いりませんよ!!!!!」
「そしてカツラは許可する」
「もうつけませんよ!!
つけてきたら
昨日カツラぶん投げたくせに
コイツ付けてきてんじゃん
まだ哀愁漂ってんじゃん的な視線が
突き刺さるでしょうが!!!」
なら私も少しくらい…
「あの、川島さん。
これ…さっきのお詫びに
黒髪ロングのカツラです」
「いらないよ!!!
つけてきたらさらにアウトだよ!!
ハゲ発覚の次はオカマ発覚じゃん
的な視線が突き刺さるでしょうが!!」
「すいませんツッコミくどいです」
「なんだとおおっっ!!!」
プチッ
「川島、
俺の髪でも植毛して許してくれ。」
コイツが一番アウトでした