冷酷バカをやっつけろ
「木下。」
「仕事の用件なら聞きます」
「……」
「5秒経過
タイムアップですさよなら」
課長から離れて自分の席に着くと
「チーコちゃん!
また叱られたのかなー?
イカ焼き、いる?」
笑顔で話しかけてくる三上さん
でも、その顔には影があった
「いりません」
私はそっぽをむいた
課長への嫉妬だろうか
あのイカ焼きは毒が盛られているんだ
私はもう、
課長にも三上さんにも甘えないんだ
一人で頑張っていくんだ
二人がいなくても平気だ
全然寂しくない
二人で私の陰口言って幸せに暮らせ
子供は藤岡ひ○しみたいなのが生まれとけ
わたしだってあんな二人きらいだ