初恋
3
次の日、僕は学校へ向かった。
教室に入っても誰も反応しない。予想通り。
席についてぼんやりラノベとかを読んでいると、ガラガラっと君が入ってきた。
クラスのみんなとあいさつをすると、遠くから僕を見つけ、ほほ笑んでVサインをつきだした。
僕は戸惑いながら微妙にVサインをした。
君の近くにいた女子が「何してるのー」と言うと君ははにかんで内緒と言った。
なんだか僕は体が熱くなった。