*短編B L*キミに夢中
「…ーい、冬夜!!」
「はいっ!!…?」
ぼーっとしてたら、いきなり誰かに声をかけられた。
気付くと、目の前に金髪の人が。
(うわ、まぶし…)
僕と、正反対の人だ。
「よっ!お久~!」
「あの…僕に何か…」
お金なら持ってませんよ。
あるのはパンと溢れ出てる何かくらいしか、僕は持ち合わせてません。
「あっれ!
覚えてない?
中学ん時同じクラスだった、」
「中学……?
っあ、も…もしかして、佐田君?」
「ピーンポーン!!
だいせーかい!」
え…えぇ?!
確かにあの頃から明るい性格だったけど…
こんな、金髪に…。
佐田 結城(サダ ユウキ)
僕が中学の時の同じクラスだった人。
確か、、、女たらし。
でも、中学時代で唯一僕がホモだってことを受け入れてくれた人だ。
金髪だったから、全然わからなかった…。