チョコな君も、好き。
第1章 【チョコレートとの出会い】
古川アイ
少し寒い2月14日。
街はバレンタインとやらに
浮かれて
普段とは違うギラギラとした
飾りつけをされ
ディスプレーには隅から隅まで
綺麗なチョコレートが並んでいた。
甘ったるい匂いで
若干気持ち悪い……。
それでも街ではハートを振り撒く
世に言う【リア充】とやらが
もうイチャイチャイチャイチャッ!
大盛り上がり!
まぁ……
私みたいな【非リア充】を除いてだけど…。