新社会人の私と不機嫌な若頭



「帰るぞ」


『はい、皆さん、すみません。お先に失礼します』


「お疲れ様」


私と涼介さんは事務所から出て
車に乗り込み、マンションへ向かった


『今日の会合は岸谷会です。青龍会とのこれからについてです。』


「……ああ」


多分、この青龍会っていうのが
厄介なんだと思う。


もしかしたら……
抗争になるかもしれない


私が勝手に思っているだけ。
何もなければいい。
何もなければ……。


マンションに着き
部屋に入ると涼介さんにすぐ唇を奪われる


『んっ……、まっ……て。。んんっ』


激しいキス、口の中へと入り込む舌
受け止めるだけで精一杯


やっと唇から離れた時には
私は肩で呼吸をするほど……


そのまま涼介さんに抱きかかえられ
ベットで時間が許す限り愛される。


何度も……何度も……。
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