新社会人の私と不機嫌な若頭



『ねぇ、涼介さん』


「ん?なんだ?」


杏奈の足をマッサージをしている時
杏奈が話しかけてきた


『もうそろそろ……準備しようかな』


「ん?準備?」


『うん……ベビーベットとか、必要なもの。あと入院準備も……ね』


そうか……
もうしないといけない時期なんだな


「ああ、なら次の休みにでも行くか?」


『うん!……あと……名前も』


ん?名前?
…………?
…………


あっ!!



クスッ……


……杏奈に笑われた
俺はどこまで鈍感なんだろう
< 139 / 149 >

この作品をシェア

pagetop