風に運ばれて~マシュの想い出~[短編]
しばらくすると一度リビングへ戻り、またやって来て「まだぁ~」・・・

ほんとうに、かわいく感じました。


私が手のひらに食べ物を乗せると、ペロペロと舐めるように食べてくれ・・・

暑くなってきても、相変わらずに楽しいバトルごっこは毎日続きます・・・

私は、ずっと、ずっと、この状態が続くものとばかり思い込んでいましたし、信じていました。

あなたは、私の両親、家内、家内の親が同時期に入院して、私は仕事ができず、その後は取引先も収入も激減し、生活費さえ稼げずに苦しんでいる時に来ました。

あなたは私にとって、かけがえのない愛する娘であり、私を癒してくれました。

あなたが傍で居てくれさえすれば、それだけで私の支えになっていました。

そして、ずっと、あなたが傍に居てくれるものと信じていたのです。
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